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快楽の奴隷
第7章 BLとGL
紺色のパンツスーツを着たその女性は一心不乱に原稿を読んでいた。
アーモンドのように大きくクリっとした瞳にふっくらとした唇。
食い入るように原稿を読み、時おり大きく頷く。
その度に少し明るめのミディアムボブの髪が滑らかに揺れていた。
『綺麗な人……』
若干の嫉妬を覚えつつ、花純はその健康的な美人に見惚れてしまう。
「立ってないで座ったら?」
高梨は自分の隣の席を叩きながら花純に促した。
隣に招かれたのが嬉しくて、微笑みながらそこに座る。