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快楽の奴隷
第8章 抉じ開けられた禁悦
「ああっ……そこっ……そこ感じちゃうんですっ……」

ソファーから崩れ落ちそうな姿勢で、彼女は鳴いていた。
彼の指はクリトリスを擦り、もう片方の手の指は捻りながら一定リズムで抽送を繰り返していた。
そして舌は尻蕾も舐めている。
絶望的な快楽に花純は体勢を崩し、髪を掻き毟るように掴み、息を止めていた。

声を抑えているのは、まだ館にいるであろう執事の曽根に聞こえないようにしているだけではなかった。
堪えて、堪えて、それでも狂ってしまうというのを高梨が好むということを知っているからだ。
堪えられるだけ堪えて、それでも限界に達した時に爆発させる。
膣とアナルとクリトリス。疼く三ヶ所に神経を集中させないように気を遣いながら、ひたすら堪え忍んでいた。

そんな守りの姿勢の彼女に対し、高梨は決して焦らない。
リズムを崩さずに指を抜き差しする。
媚芯の方は力加減に変化を加えながらを責めていた。
そして菊の紋様はシワの隙間を丹念に舐めて可愛がる。
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