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第8章 抉じ開けられた禁悦

抵抗し続けてきたアナルも度重なる高梨の愛撫の結果、性感帯として機能し始めてきていた。
そこで感じてはいけないと意識する度に、切ない甘さが押し寄せてしまう。

「そんなにしないで……あぁっ……いく……イッ……イキますっ」

高梨に預けた腰を震わせ、少しピピッと汁液を飛ばしながら花純は迎えてしまった。

彼は誉めるように花純の引き締まった臀部を撫で、時おりピシャッと軽く叩いた。

「ひゃっ……」

何度も叩かれ、その度に彼女は小さく悲鳴を漏らす。
深く濃厚な赤いドレスはすっかりシワがよっていた。
ヘアサロンで整えた髪も乱れ、サイドに着けた髪留めも取れかかっている。
手の跡をつけた赤い臀部と、乱れた正装が妖しいまでに耽美な魅力を匂い立たせていた。