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快楽の奴隷
第8章 抉じ開けられた禁悦
「まあ、聞こえてないか……洗わせてやろうか?」
「は、はイッ!! お願いしますっ!! 早くっ!!」

気が触れる一歩手前のような花純の縄をほどいてやる。
地下室のトイレは囲いなどない。部屋の隅に便器が置かれているだけだ。
牢獄のようなその環境でも構わずに、花純は駆け寄った。
幸いにしてウォシュレットは付いている。
ビデにし、花純は必死で媚薬を洗い流す。
しかし表層だけでは取りきれない。恥を忍んで自ら菊蕾を指で開いて内部まで洗浄するしかなかった。

高梨は薄ら笑いを浮かべてその光景を眺めていた。
なんとか地獄のような痒みは消え、力尽きたように花純は便器に跨がったまま丸くなった。

「お前の好きなBLもそこの穴を使って性交するんだろう?」
「あれは……ファンタジーですから……」

花純は顔もあげず、力なく答えた。

「そうでもない。人間誰しも排便はする。あんなものがその穴を通ってなぜ痛くないか知ってるか?」

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