この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
快楽の奴隷
第9章 約束
打ち合わせは長引きそうだと感じた花純は立ち上がる。
「あの、私、他の部屋で待たせてもらいますので」
「ああ。悪いな。そうしてくれ」
高梨は原稿を読みながら花純にそう返す。
リビングを出た花純は曽根に応接室に通される。
執事は手際よく紅茶を用意して彼女の前に置いた。
「あっすいません……曽根さんも座ってください」
「お気遣いありがとうございます。しかしお客様の前で座るわけにはいきませんので」
「立ってらっしゃるとなんか私が落ち着かないんです」
笑いながら伝えると「それでは、失礼します」と断ってから花純の正面の椅子に腰掛けた。
「すいません。突然やって来てしまい……」
「いえ。花純さんがいらっしゃるとご主人様もお喜びになりますから」
曽根は上品に笑う。
「でもお忙しい時に来ちゃったみたいで」
「そうですね。ご主人様は小説に関してだけは凄い情熱を傾けてますから」
「あの、私、他の部屋で待たせてもらいますので」
「ああ。悪いな。そうしてくれ」
高梨は原稿を読みながら花純にそう返す。
リビングを出た花純は曽根に応接室に通される。
執事は手際よく紅茶を用意して彼女の前に置いた。
「あっすいません……曽根さんも座ってください」
「お気遣いありがとうございます。しかしお客様の前で座るわけにはいきませんので」
「立ってらっしゃるとなんか私が落ち着かないんです」
笑いながら伝えると「それでは、失礼します」と断ってから花純の正面の椅子に腰掛けた。
「すいません。突然やって来てしまい……」
「いえ。花純さんがいらっしゃるとご主人様もお喜びになりますから」
曽根は上品に笑う。
「でもお忙しい時に来ちゃったみたいで」
「そうですね。ご主人様は小説に関してだけは凄い情熱を傾けてますから」