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快楽の奴隷
第9章 約束
「そのっ……高梨さん……」
「元気出せよ。俺はお前のお陰で元気を貰ってるんだからな」
高梨は珍しく満面の笑みを浮かべた。
「えっ……私のお陰で……?」
「そう。花純のお陰で今まで書けなかったものまで書けるようになった。それに書きたくて仕方なくなっているんだ」
彼の嬉しそうな態度が花純の決意を揺さぶる。
「私は……別にっ……」
別れの言葉を切り出すタイミングを逸し、口ごもってしまった。
「ありがとう……花純……」
握られた手から高梨の温度を感じる。
数々の魅惑的な作品を創りあげたその指に愛しさが込み上げた。
意思に反して花純もその指を握り返してしまう。
「元気出せよ。俺はお前のお陰で元気を貰ってるんだからな」
高梨は珍しく満面の笑みを浮かべた。
「えっ……私のお陰で……?」
「そう。花純のお陰で今まで書けなかったものまで書けるようになった。それに書きたくて仕方なくなっているんだ」
彼の嬉しそうな態度が花純の決意を揺さぶる。
「私は……別にっ……」
別れの言葉を切り出すタイミングを逸し、口ごもってしまった。
「ありがとう……花純……」
握られた手から高梨の温度を感じる。
数々の魅惑的な作品を創りあげたその指に愛しさが込み上げた。
意思に反して花純もその指を握り返してしまう。