この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
快楽の奴隷
第12章 『嗤う人形』
得体の知れない嫉妬心で胸が苦しく、涙がこぼれた。

高梨さんは人生のすべてを賭けてこの人を愛した。
そしてこの人を愛し終えた時、ある意味、高梨さんは人生を終えたのかもしれない。

そんな悲しい思いが胸を締め付けた。


流れ出した涙は止まらず、次から次と溢れてくる。
本を離し、その滴を指で拭った。

その時、ドアの鍵が開く音がした。
花純は慌てて這いずるような中腰でドアへと駆け寄る。

「悪い悪い……区切りのいいところまで書こうと思ったら、つい止まらなくて」

謝りながらドアを開け、部屋に入ってきた高梨の腰に花純はしがみついた。

「えっ? お、おい……」

突然の花純の行動に思考が追い付かない。
彼女の涙を見て更に動揺した。

「そんなに待たせたっけ?」

高梨は笑いながら花純の頭を撫でてやる。
/436ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ