この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
快楽の奴隷
第13章 ミューズ
----
--
従妹の宏世が中学を卒業して高校に進学する時、高梨は社会人二年目の二十四才になっていた。
資産家の父は早く自分の跡を継ぐようにと煩かったが、彼はその意思がなかった。
大人になってまで父の支配下で生きるなんてまっぴらごめんだった。
「どう、しゅうちゃん、似合う?」
高校の制服を身に纏った宏世は綺麗にターンをし、その全身を高梨に見せて微笑んだ。
「制服に着られてる感じだな……」
煙草の煙を吐きながら高梨は従妹をからかった。
「もうっ!! そうやってすぐに私を子供扱いして!!」
「嘘嘘。よく似合ってるよ」
笑いながら謝るが、むくれた宏世は顔をプイッと背けた。
彼が一人暮らしをするアパートに、宏世は高校の制服を着て突然やって来た。
--
従妹の宏世が中学を卒業して高校に進学する時、高梨は社会人二年目の二十四才になっていた。
資産家の父は早く自分の跡を継ぐようにと煩かったが、彼はその意思がなかった。
大人になってまで父の支配下で生きるなんてまっぴらごめんだった。
「どう、しゅうちゃん、似合う?」
高校の制服を身に纏った宏世は綺麗にターンをし、その全身を高梨に見せて微笑んだ。
「制服に着られてる感じだな……」
煙草の煙を吐きながら高梨は従妹をからかった。
「もうっ!! そうやってすぐに私を子供扱いして!!」
「嘘嘘。よく似合ってるよ」
笑いながら謝るが、むくれた宏世は顔をプイッと背けた。
彼が一人暮らしをするアパートに、宏世は高校の制服を着て突然やって来た。