この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
快楽の奴隷
第13章 ミューズ
成人式の帰りに立ち寄った際キスをされたが、それ以来二人の間にはもちろん進展はなかった。
子供の背伸びと考えていた高梨だったが、彼女が必要以上に身体を触れてきたり、付き纏ってくることに多少の不安は持っていた。
だから念のために宏世と二人きりになることは避けてきた。
考えすぎかもしれないが、万が一問題が起きてしまってはまずいからだ。
「入学祝いでもせびりに来たんだろ?」
無理に笑いながら高梨は財布に手を伸ばす。
ここ一年で急速に女らしくなった宏世は従兄妹同士とはいえ、変な気分になりかねない。
小遣いを渡し、さっさと帰って貰いたかった。
「そんなのいらないって!! しゅうちゃんの安月給なんて当てにしてないから」
生意気なことを言う従妹はおどけて笑う。
「じゃあなにしに来たんだよ」
高梨は売り言葉に買い言葉でつい無駄なことを口走ってしまった。
子供の背伸びと考えていた高梨だったが、彼女が必要以上に身体を触れてきたり、付き纏ってくることに多少の不安は持っていた。
だから念のために宏世と二人きりになることは避けてきた。
考えすぎかもしれないが、万が一問題が起きてしまってはまずいからだ。
「入学祝いでもせびりに来たんだろ?」
無理に笑いながら高梨は財布に手を伸ばす。
ここ一年で急速に女らしくなった宏世は従兄妹同士とはいえ、変な気分になりかねない。
小遣いを渡し、さっさと帰って貰いたかった。
「そんなのいらないって!! しゅうちゃんの安月給なんて当てにしてないから」
生意気なことを言う従妹はおどけて笑う。
「じゃあなにしに来たんだよ」
高梨は売り言葉に買い言葉でつい無駄なことを口走ってしまった。