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快楽の奴隷
第13章 ミューズ
赤レンガ倉庫を出た二人はコンテナが置かれてある付近を歩く。
平日の夜の港は歩く人も疎らだった。
「こっち……」
花純は軽く笑いながら高梨の手を引く。
そしてコンテナの列の隙間へと入っていく。
「おいおい。どこへ行くんだよ」
不可解な彼女の行動に苦笑しつつも高梨は従った。
月灯りも届かないとこまで歩むと花純は足を止める。
人がすれ違うのがやっとくらいの狭い隙間。
花純は高梨の背後にあるコンテナの壁面に勢いよく手をつく。
そしてそのまま顔をグッと高梨に近付けた。
「おい……」
壁と花純に挟まれた高梨は逃げ場を失う格好となっていた。
「ここで今すぐセックスして下さい……」
額をくっつけ、まつ毛が当たりそうなほどに瞳を近付ける。
「ここで滅茶苦茶にして欲しいの……」
高梨が無理矢理野外で誘うことはあっても、花純の方から誘うのはもちろん初めてのことだった。
平日の夜の港は歩く人も疎らだった。
「こっち……」
花純は軽く笑いながら高梨の手を引く。
そしてコンテナの列の隙間へと入っていく。
「おいおい。どこへ行くんだよ」
不可解な彼女の行動に苦笑しつつも高梨は従った。
月灯りも届かないとこまで歩むと花純は足を止める。
人がすれ違うのがやっとくらいの狭い隙間。
花純は高梨の背後にあるコンテナの壁面に勢いよく手をつく。
そしてそのまま顔をグッと高梨に近付けた。
「おい……」
壁と花純に挟まれた高梨は逃げ場を失う格好となっていた。
「ここで今すぐセックスして下さい……」
額をくっつけ、まつ毛が当たりそうなほどに瞳を近付ける。
「ここで滅茶苦茶にして欲しいの……」
高梨が無理矢理野外で誘うことはあっても、花純の方から誘うのはもちろん初めてのことだった。