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快楽の奴隷
第3章 電車内での恥辱
その聞き入れて欲しくない願いは叶えられる。
四指でソフトに掻くように、ストッキング越しに秘陰を撫でられた。

物言わぬショートヘアの頭は、その瞬間にピクンッと跳ねる。

『やっぱりこの人っ……上手っ……気持ちいいっ……』

遂に訪れた指に花純は怯える。
しかしここで反応を露にしては高梨の思惑通りになってしまう。
うつ向けていた顔をあげ、何事もないかのように窓の外の流れる景色を眺める振りをした。

指は前後に動いたり、時おり円を描いたりと花純をゆっくりと堕としにかかる。
大好きなクリトリスだけに集中しない刺激はもどかしくもあったが、お陰で堪えられる程度の刺激で済んでいた。

しかしその程度でこの猛禽類の男が許すはずもない。
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