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快楽の奴隷
第16章 応えすぎる心
「だったら……その純愛ラブロマンスを発刊すればいいんじゃないですか?」
森崎の勤務する出版社は官能小説だけではなく、ラブロマンスも出版している。
「そんなわけにはいかないッスよ……幻野先生のファンはみんな官能小説を期待してるンすから。それに今回のヒットで官能小説の分野に新たなるファンを取り込めたンすよ? それがいきなりラブロマンスなんて……」
「ヒットするかも知れないですよ?」
「かもしれない、じゃ困るンすってば。逆にこのタイミングで新作の官能小説を出せば絶対売れるンすから」
怒る編集長の顔が浮かんだ森崎はブルッと小さく震えた。
あまり彼女に好感を持たない花純だが、さすがに少し可哀想に思えてしまう。
とは言え高梨が書きたいと言ってるもの以外のものを勧めるのは気が引けた。
「別に沼田さんの口から先生に『官能小説書いて欲しい』なんて言わせるつもりじゃないッスよ?」
「じゃあどうしろと?」
「だからはじめに言ったように先生と変態的なセックスをヤりまくってギンギンにさせて欲しいンすよ」
森崎の目が真剣だからこそ、花純はより一層引いてしまう。
森崎の勤務する出版社は官能小説だけではなく、ラブロマンスも出版している。
「そんなわけにはいかないッスよ……幻野先生のファンはみんな官能小説を期待してるンすから。それに今回のヒットで官能小説の分野に新たなるファンを取り込めたンすよ? それがいきなりラブロマンスなんて……」
「ヒットするかも知れないですよ?」
「かもしれない、じゃ困るンすってば。逆にこのタイミングで新作の官能小説を出せば絶対売れるンすから」
怒る編集長の顔が浮かんだ森崎はブルッと小さく震えた。
あまり彼女に好感を持たない花純だが、さすがに少し可哀想に思えてしまう。
とは言え高梨が書きたいと言ってるもの以外のものを勧めるのは気が引けた。
「別に沼田さんの口から先生に『官能小説書いて欲しい』なんて言わせるつもりじゃないッスよ?」
「じゃあどうしろと?」
「だからはじめに言ったように先生と変態的なセックスをヤりまくってギンギンにさせて欲しいンすよ」
森崎の目が真剣だからこそ、花純はより一層引いてしまう。