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快楽の奴隷
第17章 闇と光
そう言って花純はシャーロック・ホームズのコスプレを高梨に手渡す。
「えー? よりによってこれな訳? 知ってるか? コナン・ドイルってシャーロック・ホームズを--」
「はいはい。そういう能書きはあとから聞きますから。早く着替えてください!!」
花純は赤いドレスを手に持つとそそくさと着替えに向かってしまった。
仕方なく高梨はマントと帽子を被り、鏡の前に立つ。
鷹のように険しい彼に、その風貌はよく似合ってしまっていた。
パイプを持ち、つけ髭まで鼻の下に着けるほど本人も乗り気になってしまう。
「わぁー!! 高梨さん、似合ってます!!」
はしゃぎながら花純が駆け寄る。
赤いドレスが風を孕み、フワッと柔らかく膨らむ。
イギリス風の庭園添えるように立つその姿は、絵画のように景色に溶け込む美しさだった。
「花純も似合ってるな」
「ありがとうございます……」
照れながらも花純はスカートの裾を持ち、くるりと回転してその姿を高梨に見せた。
「えー? よりによってこれな訳? 知ってるか? コナン・ドイルってシャーロック・ホームズを--」
「はいはい。そういう能書きはあとから聞きますから。早く着替えてください!!」
花純は赤いドレスを手に持つとそそくさと着替えに向かってしまった。
仕方なく高梨はマントと帽子を被り、鏡の前に立つ。
鷹のように険しい彼に、その風貌はよく似合ってしまっていた。
パイプを持ち、つけ髭まで鼻の下に着けるほど本人も乗り気になってしまう。
「わぁー!! 高梨さん、似合ってます!!」
はしゃぎながら花純が駆け寄る。
赤いドレスが風を孕み、フワッと柔らかく膨らむ。
イギリス風の庭園添えるように立つその姿は、絵画のように景色に溶け込む美しさだった。
「花純も似合ってるな」
「ありがとうございます……」
照れながらも花純はスカートの裾を持ち、くるりと回転してその姿を高梨に見せた。