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快楽の奴隷
第17章 闇と光
丸みを帯びたニットの膨らみを潰しながら鷹の爪は荒々しくいたぶる。

「駄目……お風呂に入ってからっ」

匂いについて言われた花純はいつもよりも恥じらいを感じてしまう。

「駄目だ。このままの花純を抱きたいんだ」
「でもっ……」
「シャワーを浴びると艶かしさまで洗い流される気がする……日常の愛らしいままのお前を狂わせたい。シャワーを浴びて、さあどうぞと据えられた花純じゃなくて、日常のままの花純を愛したいんだ」

片胸だけではあきたらず、両手を使い二つの毬房をぎゅっぎゅっと揉み、耳たぶを甘く噛む。

「そんなっ……あっ!!」

耳への刺激に弱い花純は、噛まれた途端に力が抜けた。
ニット越しに柔らかさを楽しんだ後、彼は裾を小さく捲り、手を忍び入れる。
わずかに開いた隙間から花純の甘く爽やかな香りがふわりと広がった。それは上品で、しかしどこか官能的な女を感じさせる匂い。
滑らかで熱い肌にギリギリの感触で触れていく。
脇腹、ヘソ、脇の下と細かな掻痒感が蠢いて留まらない。
花純は健気な声をあげながら身体を花開かせていった。
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