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快楽の奴隷
第4章 禁忌の絶頂
そんなことを考えていると彼の指捌きを思い出し、身体の奥が熱くなってきてしまった。


幼い頃から控え目だった花純は、大学に入学するまで彼氏は出来なかった。
しかし性的には早熟で一人慰めは小学校の高学年から始めている。
初めは擦り付けて悦ぶ程度だったが、次第に過激さを増し、高校生の頃は指二本を挿れながらクリトリスを弄るのは当たり前となっていた。
特に高校三年の冬に幻野イルマの小説を読んでからは
、その被虐に満ちた性欲はエスカレートしてしまう。

その為に初めて出来た彼氏とのセックスは、そのあまりの呆気なさに驚いた。
それは彼女が望んでいた幻野イルマの小説の中のような、身体を蕩けさせるようなものとは程遠かった。
それでも心の満足を得た彼女は、それなりに充実したものはあった。

しかし若い恋人同士は顔を会わせれば互いの凹凸を結合したくなるものだ。
次第に彼氏の方はそれが目的になっていくのが分かった。
それはそれで別に花純としても嫌悪感を覚えるほどのものではないのだが、それにしては彼氏のセックスはおざなりすぎた。
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