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快楽の奴隷
第19章 快楽の奴隷
「俺は幻野イルマという名前で小説を書くことを辞める。だから幻野イルマは死んだことにしたんだ」

事も無げにそう語られ、花純は戸惑う。

「そんなことが……」

簡単に出来るのだろうか?
当然の疑問が頭を過る。

「出来るさ」

花純の心中を読み切った高梨は声のトーンを抑えたままで語る。

「幻野イルマはメディアに顔を見せたことがない。それはおろか年齢も、本名も、なんなら性別すらほとんど誰も知らない。出版関係者ですら、ほとんどな」

そんな説明は面倒臭いというのが語らずとも分かる態度だった。

「だからって……」

赦されることなのかどうかの判断はつかなかった。

「結局幻野イルマは官能小説以外書くことが赦されない存在になってしまったんだよ。それ以外のものは読者は求めていない」

花純を見下ろす瞳に心なしか陰りが表れる。

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