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快楽の奴隷
第19章 快楽の奴隷
「ああっ!! りょ、両方ですっ!!」

嘘をつけばいいのに真面目に答えたのは、それ以上の躾を希望する花純の歪んだ欲望の表れでもあった。

「聞いたか、曽根? 俺の恋人はアナルで感じる恥知らずだ」
「可愛らしいではありませんか」

曽根のフォローに高梨が失笑する。
恋人と呼んで貰ったことを今さらながらに悦ぶ気持ちと、恥知らずと罵られた恥ずかしさが花純の変態度合いを加速させた。

「どうか赦してください……お願いします……」

不自由な身体で這いながら花純は懇願した。

「仕方ない……最後まで堪えきれたら赦してやろう……」

やけにあっさりと高梨は条件を提示する。
裏があることは分かっていたが、気付かぬ愚者の振りをして何度も頷いた。

「よし……堪えろよ?」
「はいっ……」

覚悟はしていたが、どれ程の責め苦が待っているのかと思うと身体は期待と不安で自然に震えてしまう。
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