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快楽の奴隷
第19章 快楽の奴隷
手首の結いを一度解かれ、安堵したのは束の間だった。
右手首と右足首、左手首と左足首を固く拘束される。
必然、花純は背を丸めた格好になってしまう。
「高梨さんっ……」
不安な瞳が高梨にすがる。
「堪えるんだろ?」
「だけどっ…………はい」
厳しく見据えられ、不承不承に花純は頷く。
傷口のように赤い裂け目が黒々とした縮れ毛の下で息づくように微動していた。
「この前面白いものを見つけてな……」
男はにやけながら妖しげな小瓶を手にする。
「カーマスートラスという媚薬だそうだ……」
蓋を開けると禍々しいメンソール臭が辺りに広がる。
虫刺されに塗るかのような刺激臭に花純は尻ごむ。
「これをお前に塗ってやるからな……」
「そんなっ……それだけはっ……」
「もう諦めるのか?」
失望した顔をしてからかわれると花純の被虐欲は高まる。
「やります……塗って……下さい……」
おずおずと脚を開き、上目遣いに高梨の表情を見詰める。
右手首と右足首、左手首と左足首を固く拘束される。
必然、花純は背を丸めた格好になってしまう。
「高梨さんっ……」
不安な瞳が高梨にすがる。
「堪えるんだろ?」
「だけどっ…………はい」
厳しく見据えられ、不承不承に花純は頷く。
傷口のように赤い裂け目が黒々とした縮れ毛の下で息づくように微動していた。
「この前面白いものを見つけてな……」
男はにやけながら妖しげな小瓶を手にする。
「カーマスートラスという媚薬だそうだ……」
蓋を開けると禍々しいメンソール臭が辺りに広がる。
虫刺されに塗るかのような刺激臭に花純は尻ごむ。
「これをお前に塗ってやるからな……」
「そんなっ……それだけはっ……」
「もう諦めるのか?」
失望した顔をしてからかわれると花純の被虐欲は高まる。
「やります……塗って……下さい……」
おずおずと脚を開き、上目遣いに高梨の表情を見詰める。