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快楽の奴隷
第4章 禁忌の絶頂
それからはどれだけ穴を苛めても、クリトリスを揉みくちゃにしても興奮は得られなかった。

諦めてトイレットペーパーでその場所を拭い、下着を穿き直す。
『興奮が足りない……』
素早くトイレから出た花純は溜め息を漏らす。
その瞬間、オフィスのドアが開き、課長が出てきた。

「ひゃっ!?」
「あれっ?」

顔を会わせた瞬間に課長の方も驚いた。

「沼田さん、ずいぶん前に出なかったっけ?」

血の気を引く思いがした。

「そ、の……トイレに……行ってました……」

嘘ではないが真実にも遠い言葉を気まずそうに述べた花純を見て課長も慌てる。

「そっか。ごめんごめん。こんなこと聞いたらセクハラになっちゃうな!!」

笑いながら課長に謝られると花純に罪悪感が生まれる。
『私なんかセクハラで済むレベルじゃないことしてたのに』
モヤモヤとした気持ちを胸に、花純は会社を後にした。
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