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快楽の奴隷
第4章 禁忌の絶頂
「あ、いえ……そのっ……そういう意味じゃなくて……その、射精……されたことないですよね、私の前で……」
自分でも何聞いてるのだろうと花純は顔を赤らめる。
つまらなさそうにしていた高梨だったが、その言葉を聞いて愉快そうに笑った。
「やっぱりお前は面白いな……気に入ったよ。たった一つ赦された質問がそれとはな」
高梨は立ち上がり、本棚から一冊本を抜くと彼女の前にそれを置いた。
「これはっ……」
それは花純が先日購入してネットカフェに持っていった新刊の官能小説だった。
「その本の作者、俺なんだよ」
一瞬の沈黙のあと、花純は「ええーっ!?」と驚愕の声をあげた。
「だって……これ」
「高梨秋希って書かれてないっていうのか? 作者名は『幻野イルマ(げんのいるま)』。ペンネームに決まってるだろ? 本名で官能小説出す馬鹿がいると思ってるのか?」
「そ、そりゃそうですけど……幻野先生って女性だとばかり思ってました」
「そんなもんだ。特に官能小説っていうのは男か女かわからないペンネームの奴、多いだろ?」
自分でも何聞いてるのだろうと花純は顔を赤らめる。
つまらなさそうにしていた高梨だったが、その言葉を聞いて愉快そうに笑った。
「やっぱりお前は面白いな……気に入ったよ。たった一つ赦された質問がそれとはな」
高梨は立ち上がり、本棚から一冊本を抜くと彼女の前にそれを置いた。
「これはっ……」
それは花純が先日購入してネットカフェに持っていった新刊の官能小説だった。
「その本の作者、俺なんだよ」
一瞬の沈黙のあと、花純は「ええーっ!?」と驚愕の声をあげた。
「だって……これ」
「高梨秋希って書かれてないっていうのか? 作者名は『幻野イルマ(げんのいるま)』。ペンネームに決まってるだろ? 本名で官能小説出す馬鹿がいると思ってるのか?」
「そ、そりゃそうですけど……幻野先生って女性だとばかり思ってました」
「そんなもんだ。特に官能小説っていうのは男か女かわからないペンネームの奴、多いだろ?」