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愛玩男奴 お兄ちゃん
第3章 丈を調教なさい
服を……脱がす! 男の人の……!
そんなことを私が……。するの? でも、それをするのがお仕事なんだ。私が自分で決めたんだ。でも、でも……
私が躊躇っているのを見て、丈さんはまたニッコリと笑った。綺麗な、白い歯。
「じゃあ、脱ぐね……」
命令も何もしていないのに、丈さんは自分からシャツの襟元に手をやる。私を咎めるような素振りは全く見せずに。
ひとつ、ふたつ……ボタンが外されてゆく。丈さんは素肌に直にシャツを着ていた。開かれてゆく胸元から、ギュッと引き締まった筋肉が覗き出す。硬そうで、それでいて滑らかな美しい緊張。
「鎖でジャケットは脱げないから……はだけさせて」
「あ、はい!」
言われて慌てて丈さんの肩に手を回し、上着を背中側にずらして落とす。そうするためには否が応にも、丈さんの体にふれなくてはならなかった。
熱っぽいのは丈さん? それとも私のほう? 私の心臓……すごく鳴ってる。顔が火照る。夢見心地というような良いものではなかったけれど、心ここにあらずという自分が自噴じゃないような感覚。何をどうしてずり降ろしたかわからぬまま、気づいたら丈さんは半分脱がされたジャケットの袖に引っ張られて腕を後ろに拘束されるような格好になっていた。両膝を地に着けて、天を仰ぐような姿勢で私を見上げている。
一緒に引きずりおろされたシャツは、もうその逞しい胸を覆ってはいない。盛り上がり、その段差の左右に、ふたつのくすんだ肉色の点。
「触って……」
そんなことを私が……。するの? でも、それをするのがお仕事なんだ。私が自分で決めたんだ。でも、でも……
私が躊躇っているのを見て、丈さんはまたニッコリと笑った。綺麗な、白い歯。
「じゃあ、脱ぐね……」
命令も何もしていないのに、丈さんは自分からシャツの襟元に手をやる。私を咎めるような素振りは全く見せずに。
ひとつ、ふたつ……ボタンが外されてゆく。丈さんは素肌に直にシャツを着ていた。開かれてゆく胸元から、ギュッと引き締まった筋肉が覗き出す。硬そうで、それでいて滑らかな美しい緊張。
「鎖でジャケットは脱げないから……はだけさせて」
「あ、はい!」
言われて慌てて丈さんの肩に手を回し、上着を背中側にずらして落とす。そうするためには否が応にも、丈さんの体にふれなくてはならなかった。
熱っぽいのは丈さん? それとも私のほう? 私の心臓……すごく鳴ってる。顔が火照る。夢見心地というような良いものではなかったけれど、心ここにあらずという自分が自噴じゃないような感覚。何をどうしてずり降ろしたかわからぬまま、気づいたら丈さんは半分脱がされたジャケットの袖に引っ張られて腕を後ろに拘束されるような格好になっていた。両膝を地に着けて、天を仰ぐような姿勢で私を見上げている。
一緒に引きずりおろされたシャツは、もうその逞しい胸を覆ってはいない。盛り上がり、その段差の左右に、ふたつのくすんだ肉色の点。
「触って……」