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欲望お伽噺
第1章 不思議の国の迷い子
「相手を決める?一体どういうこと?」

【アリス!裁判が終わってからこの国は自由になったんだ!誰もアリスを死刑にしない、僕らも死刑にならなかったのさ。】

三月ウサギはアリスの手を取りひざまずくとその手に何度もキスをし、親指をしゃぶり始めた。
ポーズは紳士的であるもののズボンの股間がはち切れそうに膨らんでおり、逞しい身体に見合う逞しい性欲を見せつけていた。

《女王が静かになったのはいいが、この国は同じような奴らばかりで年も取らない。つまらないからアリスと一緒に人を増やそうと思ってね!》

白兎はアリスの首筋に顔を埋め、ずっと臭いを嗅いでいる。尖った鼻先がアリスの首をまさぐり、温かい息を吹き掛ける。

{アリスもそろそろ良い年頃になったし、さて連れ戻そうとなったわけだ。で、誰にする?それともお茶を飲むかい}

イカレ帽子屋はアリスの口にクッキーやケーキ、スコーンやムースを強引にねじ込み、最後に紅茶を注ぎ込む。口からこぼれたお茶が胸元を汚すと、勿体ないと悲鳴を上げて胸元をなめて吸い取った。

アリスはされるがままになりながら、口の中の食べ物をようやく飲み下し声を出した。

「でも私久しぶりにみんなに会うんだもの、すぐに選ぶなんてできないわ。ずっと一緒ならじっくり決めたいもの!」

{そうか、じゃあ皆を少しずつ試していけばいい!そのうちチェシャ猫やハンプティーダンプティーもやってくる。}

【アリスにい家を用意したんだ。1日に1人ずつアリスに試してもらって、一週間後に誰を選ぶか決めようじゃないか!】

《それがいい!早速僕が試してもらおう!》

【いや私だ】{何をいう!家を作ったのは私だ!}

あーだこーだと言い合いをするうちにアリスはすっかり置き去りだ。

「わかったわ。私は一体あなたたちの何を試せばいいの?」

三人はピタリと言い合いを止め、アリスをまじまじと見つめる。

〔気持ちよさを確かめればいいのさ〕

フッと風が舞ったと思えば、隣に赤毛の男が立っている。角度によっては壮年にも少年にも見える男。金色の瞳が長い下睫毛に縁取られ、妖しい笑顔も三割増しだ。

「気持ちよさ?」

〔そう、パパとママがアリスを作ったときにすることをするのさ。なーに大丈夫。迷ったならまた1から試せばいい。それに選んだあとも好きな奴とこっそり遊べばいいさ。〕
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