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第1章 スカウト

「私新人モデルの発掘をしています

自分で芸能事務所を経営していてこう見えても社長です」

そう言って名刺を差し出されました

「私そういうの困ります・・・・・・」

「でも彼女今の毎日に退屈してるでしょ？

それに今何かいいこと無いかな？って思ってたでしょ？

モデルをやれば有名になれるし人生が変わるよ・・・・・・」

香織はそのとおりだったのでドキッとしました

そして人生が変わるよの一言が頭から離れませんでした

「モデルってどんなモデル？」香織は自分でもびっくりするほど

はっきりとした口調で山本さんに聞いていました

「はっきりいって水着です　男性誌のグラビアモデルです

そこに僕の事務所があるんで来ませんか？

事務所には女性の従業員もいるんで心配はいりませんよ」






「君いくつ？」

「15歳の高校1年です」

「じゃあ大丈夫だ中学生かと思ったけど

高校生なら自分の判断でアルバイトができるから・・・・」

「中学生によく間違われるでしょ？」

「ハイ」香織は小さく頷くと山本の後を着いていきました