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第2章 雑誌のお仕事

当時は18歳以上のヌード写真のヘアーは修正されていました

逆に12歳以下の子供の性器は無修正でした

13歳～17歳は法の盲点でヘアーを剃って性器を露出したり

ヘアーを露出して性器を修正したりしている時代でした

それは出版社の自主規制に委ねられていたので

香菜がお世話になった出版社さんみたいに

薄い布一枚かけて両方見せたり

豪華本や限定本みたいに完全無修正なんていうのもありました

ともかく高校生ヌードは違法じゃ無かったんです

逆に高校生は性器を見せやすいモデルだったので

モデルはオール高校生なんていう増刊号なんかもありました

高校生ヌードが男性誌を賑やかしていることは香織（香菜）も知っていました　

何故ならば高校生向けの少女コミックにモデル募集の広告がいっぱいあったからです

どれも水着モデルって大きく書いた下に小さくセクシーモデルって書いてありました

そしてそれはエロ本のモデルだって友達が言ってました

それにパパが棄てるのを忘れた芸能雑誌には「今週の高校生」っていうコーナーがあって

制服から全裸になるまでの一枚ずつ脱いでいく写真が毎週載っていました

それには生徒手帳のコピーが必ず添付されていて

香菜が見ても高校生だなって思える子ばかりでした

まさかそのモデルに自分がなるなんて思ってもいませんでした

そしてお仕事はいくらでも有りました

プロフィールファイルを送った8件の編集部から直ぐにオファーがありましたが

最初のお仕事は山本さんの持ち込み企画でした