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揺れる恋 めぐる愛
第5章 光明と暗黒
真帆の所から真っ直ぐ家に帰った。

そのまま倒れ込むようにベッドに埋もれ、しばらくは何もせずに茫然とし……

いつの間にか寝た。


その次に目が覚めた時……

ああ、月曜からも仕事に行かないといけない。

ふとそんなことが頭をよぎった。

まだ自分の置かれている現実に気持ちも躰も置き去りにされていて……

時計を確かめ7時過ぎていたのを認めると

そのまま上司に電話をし、体調の悪いことを理由に1日だけズル休みした。


それでも翌日からはいつものように出勤する……

仕事はするものの、心はここにない。それなりにはこなしていても、

ふとした瞬間にため息がこぼれる。

そしてやっとやっと週末までたどり着いた……

何とかここまで来た。

これでもうどこにも行かなくていい。

無理に自分を繕わなくっていい……


そう思っていたのに……

定時前にふらっとうちの課に来た美咲が、

私のデスクまでずかずかと歩いてきて耳打ちをした。


「ののか、今夜飲みに行こ?」

空気を読まない美咲の勝手さにイラっとしたが、

断る理由を探すことが面倒で……

流されるままに行くことになった。


岡田先輩も一緒かと思ったのに……

彼女は待ち合わせ場所にひとりで来た。


二人で居酒屋の個室に入る。私は黙って美咲の後に続いた。
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