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揺れる恋 めぐる愛
第8章 羨望と嫉妬
主任は思いのこもったそのうなずきを見届けてから

ゆっくりと口角を上げ、不敵な笑みを一瞬だけ浮かべた。

その艶を帯びた顔に囚われている間にこちらに向かって歩いてくる。


その吐息を顔に感じてハッとした時、

腰に片腕を回してグイと躰を引き寄せ、息もつけない程激しく口を塞いだ。

自分の物として手に入れた満足感、私に対する独占欲を

てっとり早く身体で要求してきた。


それから……

彼が私の家に泊まり……

私もそれを許した。

私はずっとず~っと長い時間、彼の側にい続けた。


あれからどのくらい経ったのか、今何時なのかもわからないまま、

ただ目の前にいる彼と二人だけの世界でお互いの肌と肌、魂と魂をぶつけ、

冷え切った心と躰を温めあった。

確かに二人の関係が、この時変わったと思った。


クチュクチュ、グチュ……

口を塞がれたまま激しく女の部分を刺激される。

脳天を貫くような快感で、朦朧となる私を力強い両腕で抱えながら、

彼はただひたすらに口腔を貪るように混ぜ続けた。


まともに息をすることも許されず、これがいつまで続くんだろう……

と脳裏によぎった瞬間、ジュルっと体液を啜られ

その艶音に反応した躰が無意識にブルッっと震えた。

それと同時にパクッと彼の唇が私の躰から離れた……


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