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揺れる恋 めぐる愛
第10章 懐疑と盲信
「なんで?一緒に住んでいたんでしょ?

確かもうずいぶん経ってるよね」

「うん。1年近くだった。

でも春頃から、段々かみ合わなくなってきていた。

よくある倦怠期ぐらいに私は思っていたの。

だって、押しの強さにほだされて余り色々考えずに同棲したから…

これからゆっくりだと」

「そうだよね。普通そう思うよね」

美咲に共感しながら、自分自身の身に起こった事を思い出していた…

「痴話げんかくらいに思って、少し沈んだ気持ちだったけど

花火には行った。

花火の後、帰って彼はなぜか家にはいなかった。

でもたぶん友達のうちだろうと思って…

その週末そのまま帰ってこなくて、週明け会社に行ったら欠勤していた。

どうしたんだろうとメールをしたけど返信がない。

それでその夜、家に帰ったら…

彼の物が何もなくなっていて、もぬけの殻だった。

最初何が起きたのか全く訳が分からなかった」

そこまで言うと、美咲は水に手を伸ばし一気飲みする。

彼女の涙腺は今にも決壊しそうにゆるみかけていた。

「ごめんね。ご飯不味くなるよね…」

「いいよ。大丈夫」

「結果的に私は捨てられたらしい…」

美咲の話は飛躍しすぎている。

支離滅裂で、かいつまんで話しすぎているのか、

何が起こったのかよくわからない。
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