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揺れる恋 めぐる愛
第2章 日常と非日常
そこに宮原さんが声をかけてきた。

「主役がこんな端に居たらだめですよ」

「いえ……

私はここでいいんです」

ちらっと美咲さんの方を見ると、岡田さんの隣で盛り上がっていた。


「じゃ僕もこちらでもいいですか?」

了承も取らずに宮原さんは隣に座った。

「研修どうですか?慣れましたか?」

「はい……

もう3か所目なので、少しは要領もよくなりました」

「そう。ここが終わったら、いよいよ配属先になるんですよね。

希望は出しましたか?」

「はい。入社当時から希望先は変わってないので……

今日書類は出しました」

「どこですか?」

「それは……」

「うちですか?」

「……いいえ」

「そう。残念です」

「すみません」

「では、9月までの付き合いということになりますね」

「はい。短いですがよろしくお願いします」

「最後までしっかりと。

もしよろしければ、お誘いしてもよろしいですか?」

「はい」

私は宮原さんに適当にあいづちをした。

「それじゃ、他にも挨拶してきます」

そう言って宮原さんは私から離れた。


丁寧で優しい雰囲気の宮原さんは研修当初から好印象だった。

でも、人の本性なんてわからない。


もう飲み会の後に……

歓迎会は和やかな雰囲気で終わり、解散した。

美咲さんは周りに冷やかされながら、岡田さんに送ってもらうと言って

店を出た。
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