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揺れる恋 めぐる愛
第3章 理解と誤解
着信音で目が覚めた。部屋に寝ていたはずなのに……
またベッドにいた。
考えられるのは、主任しかいない……
カーテンの隙間から光がさしている。
夜が明けたようだった。
携帯は美咲からで、
[大丈夫?ごめんね。]
のメールだった。
[うん。なんとかなった。]
昨日よりはずいぶん気分がよくなっていたので、そう返信した。
[本当にごめんね。]
もう一度返信。
たまたま、タイミングが合わず運が悪かっただけで、
1人ではないと思うと、少し温かい気持ちになった。
のろのろと起きだして部屋を出ると、テーブルの上に体温計があり、
その横にメモがあった。
[ずいぶん楽になったみたいだから、仕事もあるので帰る。
また体調が悪くなったらメールしろ。7:00 佐々木]
この体温計で私の熱を測ったのだろうか?
体温計の電源を入れると、37.5と表示した。
昨夜は38度は軽く超えていたはず。
突然メール一つでやってきて……
いつの間にか帰って行った。
この頃わからないことが多い。
自分の気持ちも……
それ以外の私を取り巻く人たちの気持ちも……
仕事に集中したかった。
そして、蓮先輩との事だけを、ただそれだけを考えていたかった。
またベッドにいた。
考えられるのは、主任しかいない……
カーテンの隙間から光がさしている。
夜が明けたようだった。
携帯は美咲からで、
[大丈夫?ごめんね。]
のメールだった。
[うん。なんとかなった。]
昨日よりはずいぶん気分がよくなっていたので、そう返信した。
[本当にごめんね。]
もう一度返信。
たまたま、タイミングが合わず運が悪かっただけで、
1人ではないと思うと、少し温かい気持ちになった。
のろのろと起きだして部屋を出ると、テーブルの上に体温計があり、
その横にメモがあった。
[ずいぶん楽になったみたいだから、仕事もあるので帰る。
また体調が悪くなったらメールしろ。7:00 佐々木]
この体温計で私の熱を測ったのだろうか?
体温計の電源を入れると、37.5と表示した。
昨夜は38度は軽く超えていたはず。
突然メール一つでやってきて……
いつの間にか帰って行った。
この頃わからないことが多い。
自分の気持ちも……
それ以外の私を取り巻く人たちの気持ちも……
仕事に集中したかった。
そして、蓮先輩との事だけを、ただそれだけを考えていたかった。