この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
揺れる恋 めぐる愛
第4章 愛しさと切なさ
「わかりました。美味しい昼食くらいはいただけますよね?」
「ああ。せめてそのくらいはな。
なんなら、夜にゆうし……「日が暮れたら帰りますね」」
私は、主任が言い終わる前に口をはさんだ。
「……ああ、わかった」
低い声だったが承諾してくれた。
「じゃ、ここで少し待っていてください……」
「立ったまま?」
「10分位そこらなら、待てるでしょ。営業は足で稼ぐ仕事でしたよね?
仕事で待てるなら、そのくらいは大丈夫でしょう。
それに、家にあげるほどの関係ではないはずです」
「わかった、早くしてくれ。時間がもったいない」
私は部屋に戻った。先輩以外の男性はもう入れたくない。
家にも、心にも。そして、もちろん2度と……
それから20分程かかって、用意をした。
主任は時間を超過しても、文句も言わず玄関で待ち、
私が再び玄関に現れると、無言で私の手を引いて家から連れ出した。
紅葉を見ること以外どこに行くのかも告げられず、
車の助手席に乗せられて出発した。
主任はなぜ突然紅葉を見に行こうなんて言ったのだろうか?
いつも衝動的にしか行動しない主任は……
本当によくわからなかった。
「ああ。せめてそのくらいはな。
なんなら、夜にゆうし……「日が暮れたら帰りますね」」
私は、主任が言い終わる前に口をはさんだ。
「……ああ、わかった」
低い声だったが承諾してくれた。
「じゃ、ここで少し待っていてください……」
「立ったまま?」
「10分位そこらなら、待てるでしょ。営業は足で稼ぐ仕事でしたよね?
仕事で待てるなら、そのくらいは大丈夫でしょう。
それに、家にあげるほどの関係ではないはずです」
「わかった、早くしてくれ。時間がもったいない」
私は部屋に戻った。先輩以外の男性はもう入れたくない。
家にも、心にも。そして、もちろん2度と……
それから20分程かかって、用意をした。
主任は時間を超過しても、文句も言わず玄関で待ち、
私が再び玄関に現れると、無言で私の手を引いて家から連れ出した。
紅葉を見ること以外どこに行くのかも告げられず、
車の助手席に乗せられて出発した。
主任はなぜ突然紅葉を見に行こうなんて言ったのだろうか?
いつも衝動的にしか行動しない主任は……
本当によくわからなかった。