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揺れる恋 めぐる愛
第4章 愛しさと切なさ
車中は終始無言だった。
高速に乗り1時間で、PAで1度車を止め休憩。
もう1時間ほど走ってICを降りた。
私はこの辺の観光地に疎いので、目的地はよくわからない。
それでも30分ほど走ると周りの木々が紅葉しているのが見え始めた……
大きな駐車場に車を止め、
「着いた。少し歩くがいいか?」
そう言って、車を降り助手席のドアを開けた。
私は主任を見上げながら、車を降りた。
後ろの席から、大きな袋を持ち出し私の前を歩く。
「散策道がある公園だが、ここの紅葉はきれいなんだ……」
振り向いた端正な顔立ちに一瞬ドキッとしたが、何もない素振りをした。
そこは有名な観光地ではなく、おそらく穴場なのだろうか?
公園の入り口で私の横に並び意地悪く微笑んで手を差し出されたが
私は微笑み返すだけでその手は無視した。
少しだけ主任の顔が切なそうだったが、
ため息を一つ吐くとそのまま私と並んで歩く。
主任に導かれて公園に入った。玄関でヒールのある靴を履こうとした時、
「低いものにしろ」と言われた。
最初からここに連れてくるつもりだったのだろう。
公園では親子が仲良く遊んでる姿が目に入る。
敷物に座る母親と、少し離れた遊具で遊ぶ子ども。
小学生くらいの子供たちはキャッチボールをしていた。
主任は、その景色を目を細めて見つめながら歩いていた。
高速に乗り1時間で、PAで1度車を止め休憩。
もう1時間ほど走ってICを降りた。
私はこの辺の観光地に疎いので、目的地はよくわからない。
それでも30分ほど走ると周りの木々が紅葉しているのが見え始めた……
大きな駐車場に車を止め、
「着いた。少し歩くがいいか?」
そう言って、車を降り助手席のドアを開けた。
私は主任を見上げながら、車を降りた。
後ろの席から、大きな袋を持ち出し私の前を歩く。
「散策道がある公園だが、ここの紅葉はきれいなんだ……」
振り向いた端正な顔立ちに一瞬ドキッとしたが、何もない素振りをした。
そこは有名な観光地ではなく、おそらく穴場なのだろうか?
公園の入り口で私の横に並び意地悪く微笑んで手を差し出されたが
私は微笑み返すだけでその手は無視した。
少しだけ主任の顔が切なそうだったが、
ため息を一つ吐くとそのまま私と並んで歩く。
主任に導かれて公園に入った。玄関でヒールのある靴を履こうとした時、
「低いものにしろ」と言われた。
最初からここに連れてくるつもりだったのだろう。
公園では親子が仲良く遊んでる姿が目に入る。
敷物に座る母親と、少し離れた遊具で遊ぶ子ども。
小学生くらいの子供たちはキャッチボールをしていた。
主任は、その景色を目を細めて見つめながら歩いていた。