この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
揺れる恋 めぐる愛
第4章 愛しさと切なさ
自分の本心もままならないうちに12月がきて、

街は華やかなにぎわいに包まれていた。

今月で今年も終わる……

これからクリスマスにお正月。長い休みもあって……

本来なら楽しいことがいっぱいのはずだった。

でも、私の気持ちは沈み気味で、そんなことどうでもいい感じだった。

結局……

仕事をすぐにやめてほしいと言われたからというだけで、

私は自分の気持ちがわからなくなり先輩を一方的に拒絶してしまった……

先輩にもいろいろ考えがあっただろうに、

怒る自分を制御できなくなって何も聞こうとはしなかった。


今までの事を考えると、もっとゆっくりと話し合えば、

私達なら絶対に分かり合えるし、お互いの妥協点が導き出せるはずなのに、

何もしないまま、ただ逃げるように離れてしまった。


どうしてあのとき、もう少し落ち着いて先輩の話を

聞こうとしなかったのだろう?


そう考えられるようになったからか……

その瞬間から抱えきれないほどの罪悪感が私を苛むようになっていた。

落ち込み責め苛む気持ちをごまかす様に、

覚えなければならない仕事をただがむしゃらにがんばった。


人にも環境にも少しずつ慣れてきたからこそ……

色々考えてしまう余裕も出てきてしまったのかもしれないけど。


あれから……

私の方から連絡する勇気は無論なく、音信不通のまま1か月が過ぎていた……
/267ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ