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喪われた記憶
第4章 触れられて…



「…っ…ごめっ…なさっ……」


なんで謝ってるんだろう…。


でもなぜか、この言葉が口をついて出てきた。


それはきっと、
私がこういう事をするのに嫌悪感を抱いてるのと同じ理由……。




私が泣きながら謝っていると


男はため息をついて


『……悪かったな』



そう呟いた。




そして、



首輪を取り、手の縄も解くと




ベッドの下に落とし






――――ふわっと抱き締められた。

















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