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喪われた記憶
第21章 記憶の断片





「……っあ…」




いきなりの挿入に中が驚いたように収縮した。


それだけではない声も混じってはいたが…





『…………月琴』




「…………っ」




『……………血が出てない』






―――ドグン!…ドグン!…






心臓の音が耳に響く。



お父さんの顔が見られない。




とても、その言葉が冷たくて…



怖い。











『お前…………処女じゃなかったのか!?』














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