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喪われた記憶
第22章 追求





…………………………





『清白様ですね。
 ……少々お待ちください。』






俺達が今いるのは病院。




落ちた月琴が運び込まれた所。




つまり、だ。




入院した月琴のカルテが残っているということ。




その中にはもちろん、住所もあるはず。







『お待たせしました、こちらになります。』






そう言って手渡された書類には…





俺達の知らない住所が記されていた。









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