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喪われた記憶
第22章 追求





病院を出てその住所へ向かう。




「ビンゴだったな」



『良かった…』




漸く…




月琴に近づけた。




だからといって安心していい訳ではない。




これからだ。




やっと土俵に上がれた……ということだ。





「……急ぐぞ」


『はいっ……叔母さんに電話しますね』






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