この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
喪われた記憶
第23章 絶望の時
「………寝させてください。」
『………寝るのか?』
「はい。」
『………他の事はしなくていいのか』
「………今は休みたいです」
『………そうか』
そこまで言うとあっさりと引いた。
でも……
『月琴から誘ってくれるとは…意外だったな』
「……!?…きゃっ」
私を横抱きにすると寝室へ歩き出した。
『さすが淫乱でかわいい俺の奴隷だ』
「…………!」
寝るって……そっちの意味じゃない!
睡眠だよ………
なんでそういうことしか考えられないの!?
言った私も気が付かなかった……