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喪われた記憶
第5章 6年前




次の日の朝。



どうやら俺は行為の後、その余韻で寝てしまったみたいだった。



俺は…………ね。














俺が起きた時、いつも腕の中にいた筈の月琴は居なかった。












驚いて起き上がり
周りを見ると、部屋が綺麗になっていて…



テーブルの上に置き手紙がしてあった。












―――嫌な予感がする。 




恐る恐る便箋を開くと、そこには
月琴の字があった。




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