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喪われた記憶
第27章 蘇った記憶





「…え?……え?」




どういうこと?




戸惑う私に




『俺さ、小6以来なんだよね、ここ来るの』




ゆっくりと話し始めた。




『花火が始まるまで
 かくれんぼしようってことになって。
 いい場所ないか探してた。』



話すその目が

ここではないどこかを見ている。




『それで神社の裏側に来たんだ。
 そしたらさ…
 その写真の女の子が
 俺の同級生に囲まれてた。』



そして私に向き直り……




『さっきと全く一緒。
 場所も人も…ね』








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