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第4章 温泉旅館

姉は部活で嫁はパートだから

下の娘と二人で撮影旅行に来たと言いました

月曜日学校が開校記念日で休みだから

明日は「露泉館」に泊まると言いました

「ひと気がなくて景色が良くて撮影にいいところないですか？」と聞くと

「６人のグループかい？日曜の宿泊はお宅らだけだから

うちの庭でよかよか」と二人の男性が言いました

なんと二人とも泊まる予定の宿の板前さんだったのです

親方と二番板だと言ってました

「旅館の風呂は落ち着かんから

こうしてここに来るんや」と言うことでした

「息子との会話もここでなら

男同士の話ができるから・・・・」と若い方の板前さんが言います

「なぁ良かったな　お嬢ちゃんのハダカ見れて　

だから父ちゃんの言うことは聞いといた方がいいだよ」

もう中３の少年はいじられまくりで見ていて可愛そうでしたが仕方ありません

２３時に管理人さんが鍵を掛けに来るまで５人で盛り上がりました

チェックインは３時なのですが

「１０時に前泊のお客が帰るのでそうしたら来ていいよ」と言われました

日曜日から従業員の研修旅行で旅館は休みなのに

たまたま電話を受けた親方が受けてしまったそうです

だから日曜月曜は貸切で電話を受けた親方が罰として留守番だそうです

私は中３の少年に明日暇だったら宿に遊びに来ればいいと言いました

翌日９時には会社の後輩達も現地入りして６人で朝から牛丼です

宿から車で１５分離れた街の唯一のファミレスが牛丼やなのです

結構混んでいてあの透けたワンピースでも

残念ながら？目立つ事無く食事を終え

「露泉館」に着いたのは１０時前でした