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ティア・リフレインに捧げる
第5章 一斉に浴びせられる牡汁に、美姫は裸身をわななかせ……
(どうして泣くの……哀しい事なんかないのに……何もかも忘れて、この快楽に身を委ねるだけなのに)
そう。
今まさにこの身を貪る邪鬼たちのように。
だが、伝い落ちる涙が、ティアに思い出させる。
それがどこから流れ出たのか。
月光に輝くその滴の源にあるものを。
白いマントをなびかせた剣士の姿。
その優しい笑顔。
私を見つめる黒い瞳。
(あ……)
いつだって、ティアの正気を引き戻してくれるのは彼だ。
何故なら、ティアの心は彼の元にあるのだから。
そこがティアの帰るべき場所なのだから。
(う……あ……あ……あ……)
おぞましい魔物どもが、自分の体に群がっている。
邪悪な器官を擦りつけ、淫液に塗れさせようと凌辱の爪でほしいままに、触れてはならないティアの秘所をまさぐっている。