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ティア・リフレインに捧げる
第2章 引き裂かれた純白のドレスからのぞく柔肌は……
否定すれば、また噛まれる。そして噛まれれば体内に注ぎ込まれる快楽の魔毒はその密度を高めてゆく。
何度繰り返したことだろう、そうやって両の乳を弄ばれ尽した頃には、ティアは息も絶え絶えの有様となっていた。
しかし、それでも彼女は認めなかった。己がどうしようもなく感じてしまっている官能を。女体を芯から衝き動かす欲情を。
魔物の蜘蛛糸に束縛されて自由を奪われていたのはある意味幸いだったのかもしれない。
もし手足を自由に動かすことができたのなら、果たして、それを今の様におとなしくとどまらせていることはできただろうか。
だが、動かせぬことは逆に、どうにも解決できない全身の疼きを一層募らせる結果となっていた。焦がされ、燃え広がる灼熱の情動に、美貌を切なく歪めてひたすら耐える。
しかし、それももう限界だった。
「なあ、あきらめなよ……堕ちてしまえば楽になれるんだぜ? 快楽に身を委ねろ、そうすればお前は美しい蝶になる」
魔物が囁く。