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ティア・リフレインに捧げる
第2章 引き裂かれた純白のドレスからのぞく柔肌は……
「これが奉仕だ……わかるな。女はすべてこの奉仕をするために生まれてくるのだ」
「は……はひっ……わか……ります……ふぶっ……ちゅぶっ……」
(駄目……駄目よ……言いなりにされては……駄目……)
わずかに残った理性はしかし、もう事態を押しとどめる力を持っていなかった。ただ己が堕ちていくみじめな姿を傍観することしかできない。
「フッフッフ、だいぶ素直になってきたようだな」
ティアの反応に満足して魔物が次の行動に移った。
ピリッ……ピリリリリ……
静かに、ゆっくりと、ティアのドレスが裂け始める。
巣の裏側に潜り込んだ蜘蛛の胴体が、六本の節足を蠢かせていた。布地を引き裂くその先端は見た目以上に鋭利で切れ味が良かった。