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第5章 一斉に浴びせられる牡汁に、美姫は裸身をわななかせ……

「ハアアンッ！　嘘よ……どうしてこんなにっ……アアッ……美味しい……嘘っ……美味しいの？　オチンポ汁、ああああうはああああっ……美味しいっ！」

　口の端から垂れたものがもったいない。考えるまでもなく舌を伸ばしてすくいとる。

（あ……甘いっ……舐めてしまう！　ああっ……こんな、魔物のきたならしい汁を……うっ……んああっ……駄目……止まらない……飲み干してしまう！）

　ごくり、ごくりと喉が鳴る。

　堪らない。

　至福の悦びが胃の腑へと落ちてゆく。

　望んだことではないのに、無理矢理だというのに……。

　いや、だからこそなのか。
　だが、ティアにはそんなことなど考えている余裕はなかった。

　もっと、もっと欲しい。

　狂おしい渇望が湧き上がり、いても立ってもいられなくなる。