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好きになってもいいですか?
第2章 奪われた
ドアを開け中に入るとガラス越しに見える都会の輝き思わず

「きれい・・・」って言うと後ろから課長が抱き締めてきた。
耳元にキスされたようなささやき
崩れてしまいそうな胸の高鳴り、鼓動が聞こえないように背中から抱き締められた手を掴んだ

課長は私を回転させ夜景をバックに甘い甘い甘いキスを撫でるような唇を
課長がおもむろに私の服を脱がし始めた

「シャワーしてきます」

「一緒に?」


「いや」

私は真っ赤を悟られないように

大人の女割り切りだと思わないと


私と入れ替わりに課長が入った
サイドテーブルに無造作に置かれ指輪をみて、胸が締め付けられる思いが突き刺さった

「どうした?」

後ろから抱き締めて耳元で囁いた
「悩みあるんなら聞くから言って欲しい」

何気ない声に誰が言える?原因は課長ですって

課長の指が私の頬を優しく撫でる
息がかかるくらい近い
瞳を見つめると吸い込まれていきそう

唇に触れた「ん・・・・・」

優しく唇がかさなり、温かい舌がゆっくり動き激しい 愛撫とは違って優しいキスを・・・・


好きですって言えなかった
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