この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~花の玉手匣~
第5章  蒼い牙に抱かれて

その時、

「翔龍(シァンロン)!」

弾んだ声を上げたのは他ならぬ陛下だった。

立ち上がり、壇上を降りて自ら彼を――翔龍を出迎える。

ぼくは思わず磨墨の手を止めてしまった。

陛下は翔龍の肩を親しげに抱き寄せていた。

「4年ぶりか。息災にしていたか、翔龍」

「はい、陛下。長らくご無沙汰いたしましたこと、申し開きもございませぬ」

「いや、そなたの働きぶりは予の耳にも確と届いていた。誇りに思うぞ」

「恐悦至極に存じます」

翔龍が魅力的な笑みを浮かべ、陛下は満足げに頷いた。

ぼくの心にさざ波が立った。



/153ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ