この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~花の玉手匣~
第5章  蒼い牙に抱かれて

このまま、ぼくは陛下に見捨てられてしまうのだろうか。

もう二度と陛下の閨に呼んでもらえなくなるのだろうか。

それどころか、内官の職まで解かれてしまうかもしれない。無理もない。自業自得だ。内官失格の失態を仕出かしたのだから。

でも――

金輪際、陛下のそば近くに侍ることができなくなることを想像したとたん、大粒の涙が落ちた。

盥の水に波紋が広がり、水面の月が歪んだ。

「陛下……」

会いたい。

声が聞きたい。

胸が詰まり、涙は止まらなかった。



/153ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ