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~花の玉手匣~
第5章 蒼い牙に抱かれて
そして陛下は口の片端を上げて笑うと、自身も衣服を脱ぎ始めた。
凛々しい胸板、引き締まった胴回り、メリハリのある筋肉が神々しいまでの色気を放ち、見るものをゾクゾクさせる。
何より、腿の間に垂れ下がる美しく精悍な陽根に、ぼくは今すぐ跪き奉仕したい衝動に駆られた。
しかし御意を待たずに陛下に触れるのは、今日は賢明ではない。
ぼくは足を肩幅に開き、頭の後ろで手を組んだ。何も翻意はなく、ぼくのすべては陛下のものであることを示すためだ。
陛下はじっくりとぼくを鑑賞した。
(あ……)
それだけでぼくの胸は高鳴り、先ほど大量に精を吐き出したばかりのソコが再び漲りはじめた。