この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~花の玉手匣~
第2章  星降る夜のわがまま姫

「もう、落ち着かれましたか?」

呂栢に顔を覗きこまれる。

美紅姫の泣き腫らした目は兎のように真っ赤だった。

呂栢は備え付けの銀盥の水に綿布を浸し、それで美紅姫の顔を拭った。

(謝らなきゃ…)

美紅姫の心は疼いた。けれどなかなか、「ごめんなさい」の言葉が出てこない。

やがて、

「これで綺麗になりました。さて、それでは――」

呂栢が美紅姫を抱き上げ牀榻から下ろした。

美紅姫は悲しげに呂栢を見上げた。

「お仕置きする…?」

呂栢は首を横に振って微笑んだ。



/153ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ