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~花の玉手匣~
第2章  星降る夜のわがまま姫

カーン…

都の鐘塔から合図の鐘が鳴り響く。

カーン…

「姫さま。五つ目の鐘の音で、灯籠を空にお放ちください」

呂栢がささやいた。

「うん。わかったわ」

美紅姫はドキドキしながらうなずいた。

カーン…

周囲の人々が灯籠を頭上に捧げて準備している。

カーン…

一瞬の静謐。

そして――

カーン…

都じゅうから数万の灯籠が夜空へ放たれた。



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